アマゾンがビットコイン決済を導入?その経緯と時期は?

2021年7月27日 (火) 12:46

アマゾンとビットコインすでに日本版のウェブサイトでも報じられていますが、アマゾンが2022年までに支払いの決済にビットコインを導入するのでは?とのニュースが報道されています。ビットコイン含め仮想通貨は次世代の通貨というより投資の対象としての認識が強いんですが、一時停止はしているものの、TESLA車の購入もビットコインで出来る、というニュースは記憶に新しいですね。変動が激しい仮想通貨をどう調整して決済に利用するんでしょうか。

ビットコインなどの有名な暗号通貨が世に出てから10年以上過ぎていますが、アマゾンはこれまで購入の決済の選択肢としてビットコインを導入してきませんでした。Overstock(OSTK)が2014年にビットコインの受け入れを開始してから、ビットコインの注目度や普及率が高まっているにもかかわらず、アマゾンは前述のように暗号通貨を支払い手段として受け入れていません。アマゾンはその理由を明らかにしていませんが、その理由や導入の可能性や時期などは、さまざまな憶測をよんできました。

現行の決済システムの契約を優先しているのではないか?独自のデジタル通貨を立ち上げるのではないか?といったものです。ただ、ビットコインを使って間接的にアマゾンで商品やサービスを購入することは可能です。暗号通貨を使ってアマゾンのギフトカードを購入し、それを使って購入するのです。現在アマゾンのギフトカードは米ドルと同じように使うことが可能です(利用可能店舗・サービス)。

アマゾン、デジタル通貨とブロックチェーン関連の求人を開始

6月22日の求人情報を受けて、アマゾンの広報担当者は、

「私たちは、近代的で迅速かつ安価な決済を可能にする新しいテクノロジーの上に未来が築かれると信じており、その未来をできるだけ早くアマゾンのお客様にお届けしたいと考えています」と述べています。

アマゾンによるビットコイン決済サービスの導入にライトニングネットワークの利用が含まれるのか、またアマゾンがどのようにビットコインをユーザーエクスペリエンスに統合するのかは、公式な発表がされておらず、もちろん具体的な内容は明らかになっていません。また、今までのアマゾンのビットコインを含む暗号通貨へのスタンスは積極的といえるものではありませんでした。

2017年11月、Amazon Payのパトリック・ゴーティエ副社長は、同社がビットコインを受け入れる予定がないのは、十分な需要がないからであり、自社のブランドを守るためにビットコイン関連のドメインを購入しただけだと説明していました。

その後ビットコインは、2017年の需要のピーク時には時価総額は3360億ドルに達し、4年が経過した今、ビットコインの時価総額は8,892億ドルとなっています。(2021年2月24日時点)今回のこの明確な方針転換ともとれる求人募集は、製品やサービスがオンライン上でどこにでも存在する世界的な電子商取引の巨人にとって、決定的な転機となります。

現時点で考えられるアマゾンとビットコインなど暗号通貨

前述のようにアマゾンはデジタル通貨とブロックチェーンのプロダクトリードを募集しています。Bitcoinistが報じたように、Amazonは「支払いと金融システムの中でイノベーションを起こす」能力を持つ人材を求めており、「Payments Acceptance & Experience Team」の一員となります。部門を超えて協力しながら、暗号製品のリーダーは、ビットコイン、ブロックチェーン、分散型台帳技術、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する経験を生かして、戦略とビジョンを策定する必要があります。

実際の求人募集の中で、サービス、カスタマーエクスペリエンス、プロジェクトをサポートする完全な技術戦略が参照されています。ニュースサイト「City A.M.」によれば、ある匿名の「関係者」はこういっています。

・2021年、年内にビットコインを含めた暗号通貨での決済を始める
・2022年までに独自のトークンを発売する可能性がある

この関係者はニュースサイトで、アマゾンにはデジタル通貨・ブロックチェーンプロダクトリードの仕事を超えた計画があると語っています。現在進行しているプロジェクトは、ただ暗号通貨の決済手段としての導入や、そのためのソリューションの手続きを踏んでいるだけではない、とも言っています。アマゾンが将来的にどのように機能していくか、というメカニズムに不可欠な十分に議論された本格的なものだというのです。

ビットコインとともに始める

アマゾンでの暗号支払いはビットコインが鍵といわれており、また、ADAとイーサリアムは統合されるのか?という点も注目されています。関係者はこのプロジェクトに関して、アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス会長の承認を受けている、と付け加えます。

It begins with Bitcoin – ビットコインとともに始める、とでも訳すのでしょうか。暗号化プロジェクトの重要な第一段階であり、「かなり準備が整っている」状態で、ビットコインからスタートしますが、ビットコイン以外が適用されないわけではありあません。アマゾンの幹部は時価総額上位10位以内の暗号通貨の利用を検討しているそうです。また、第二段階は、暗号通貨による支払いの「高速で安全な方法を確立」してから開始されるでしょう。

イーサリアム、カルダノ、ビットコインキャッシュの次は、オンラインで最も人気のある8つの暗号通貨を導入することになります。実はこの計画は2019年から始まっていて、そこまで時間はかからないと思われます。そして最終段階、2022年の独自のトークンの作成と立ち上げが行われる予定です。

現時点でアマゾンの公式発表はなし

今のところ、これ以上の情報はありませんが、Amazon独自の暗号化の可能性を探るために、ビットコイン計画が注意深くモニターされることは間違いありません。アマゾンは、想定される暗号化プロジェクトについて公式な声明を出していません。したがって、正式に確認されるまでは噂や憶測の域を出ないため、注意が必要です。いずれにしても支払いの選択肢が増えることはユーザーにとってもいいことですが、公式の発表があるまでは、しっかりした情報収集が必要ですね。

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